フルーツトマトの甘さの秘密は育て方!トマトとは何が違うの?

トマトは、私たちが普段食べている野菜の中でも、定番の食材ですが、その種類は世界で8000種類以上あるといわれています。

フルーツトマトは、その名の通り、普通のトマトと比べても糖度が高く、フルーツのように甘いとされています。

今回は、そんな「フルーツトマト」についてご紹介させていただきます。

フルーツトマトってどんなトマト?

フルーツトマトと通常のトマトは、品種が違うと思っている方が多いかもしれませんが、実はフルーツトマトも通常のトマトも、同じ品種から作られています。

では、その違いは、いったいなんでしょうか。フルーツトマトと一般的なトマトの大きな違いは、栽培方法と糖度です。

通常のトマトは、糖度が4~6度のものに対し、フルーツトマトは、8度以上のものばかりなのです。また、栽培方法も通常のトマトと違い、与える水分を極限まで減らしたり、土の塩分を高めることで、トマトにストレスを与えます。そのストレスによって、通常のトマトと比べると大きさはそれほど大きくなりませんが、糖度が8~10度以上の甘みをもったフルーツトマトになります。

フルーツトマトの旬はいつ?

フルーツトマトの旬はいつ?

フルーツトマトは、2月~5月が旬です!

トマトは通年市場にある野菜ではありますが、一般的なトマトの旬は、6月~8月の夏ごろとされています。しかし、フルーツトマトは、1日の寒暖差がある季節に太陽の光をたっぷり浴び、乾燥気味の環境でゆっくり育てるため、春~初夏に美味しいフルーツトマトが食べられます。

また、地域によって秋のフルーツトマトも旨みが強いです。

栽培時期と栽培ポイント

フルーツトマトの苗が植え付ける時期は4月下旬~5月中旬が目安です。

栽培環境は、プランターや鉢栽培、ハウス栽培が向いています。
土壌は水はけがよく、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう!
フルーツトマトの栽培ポイントは水分管理が大切になってきます。開花後、いかに水を与えなくするかで、トマトの糖度が変わってきます。また、雨に濡れる場所には置かないようにしましょう。

フルーツトマトの名産地

発祥の地は高知県ですが、いまでは茨城県、静岡県、山梨県など、全国でさまざまな種類のフルーツトマトが作られています。特に高知県のフルーツトマトは、日照時間が長くトマト栽培に最適な環境のため、たくさんの美味しいフルーツトマトを栽培しています。

地域によって、色々な種類のフルーツトマトがあるので、食べ比べてみるのもいいかもしれません。

栄養素・効果

フルーツトマト|栄養素・効果

フルーツトマトは、一般的なトマトと違う栽培方法で作られているので、凝縮された甘さと旨みがあるだけでなく、栄養価も高い野菜の一つです。

フルーツトマトに含まれている”リコピン”という成分には、アンチエイジングに重要な「抗酸化作用」があるといわれており、生活習慣病などの病気を予防する効果もあります。また「ビタミンC」や「βカロテン」などの栄養素もあり、美肌効果や髪の健康維持や、視力維持など身体に大切な要素を担っています。

フルーツトマトは美味しいだけではなく、美肌や健康を保つのに最適な野菜なので積極的に取っていきましょう!

美味しいフルーツトマトの見分け方・食べ方

フルーツトマトの見分け方

美味しいフルーツトマトの見分け方は、色がしっかりとしていて、艶があるものほど栄養が豊富に含まれており、ヘタの部分がピンと張っていて濃い緑のものほど鮮度が高いといわれています。

また、トマトの裏側にある「星」と呼ばれる白い線があるものも美味しい基準とされています。

フルーツトマトの食べ方

フルーツトマトは、通常のトマトより高糖度なので、そのまま食べることでトマト本来の甘みと旨みを楽しむことができます。また油と一緒に調理することにより、そのまま食べるよりも大切な栄養素の吸収率が格段にアップするので、調理方法を工夫して摂取するのもおすすめです。

春野菜と一緒に、旬のフルーツトマトをぜひ食べてみてください!

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