ムール貝は栄養素たっぷり

ムール貝といえば、パエリアやパスタに使われているやや横長の貝で、イタリアンやスペイン料理などではよく目にします。
日本食ではあまりなじみのないムール貝ですが、ムール貝は低カロリーで女性に嬉しい栄養素がたっぷりと含まれている食材なんです!
そんなムール貝は一体どんな貝なのか、種類や栄養素、下処理などについてご紹介します。

ムール貝ってどんな貝?

ムール貝ってどんな貝?何種類ある?

ムール貝は、ムラサキイガイと呼ばれる貝と同じ

ムール貝は、イガイ科に含まれる二枚貝で海水域や淡水域に生息しています。フランスでは、イガイ類の総称的な呼び方がムール貝ですが、日本では「ムラサキイガイ」という名称がつけられています。元々は日本には生息していなかったのですが、地中海を原産とされるチレニアイガイが船底に付着して、日本に入ってきたことで繁殖したといわれています。

形はくさび型のような横に長い形をしており、表面は黒っぽく、濃紺のような色合いが特徴的です。汚染された海に生息する貝類は、菌が繁殖しやすく、とりわけムール貝は菌の繁殖力が強くて貝毒に当たりやすいというイメージから食べられない貝という印象が強くついてしまったようです。しかし、当たり前ではありますが、綺麗な海に生息するムール貝は他の貝と同様に食べることができますし、身もおおきく、ぷりっとした触感が魅力的な貝です。

獲れる地域によって旬は変わってきますが、ムール貝の本場であるフランスでは7月に漁が解禁されて12月までとされています。

ムール貝は栄養満点!

ムール貝は栄養満点|ビタミンB12|鉄分|タンパク質

ムール貝は美味しいだけではなく、美容や健康に効果のあるビタミンB12や鉄分などの栄養素を豊富に含んでいます。女性にとっては嬉しい栄養素がたくさん含まれているので、積極的に摂取していきましょう。

脳や神経のビタミンと呼ばれるビタミンB12が豊富!

ムール貝には、ビタミンB12がとても豊富に含まれています。ビタミンB12の主な働きは、以下の3つです。

  • 赤血球中のヘモグロビンを作る働きや、DNAやタンパク質の合成
  • 神経の働きを正常に保つ
  • 睡眠を促す

ビタミンB12は、葉酸とともに作用して赤血球の生成するだけではなく、神経の働きを正常に保つ効果があります。また、脳細胞にも関わってくる重要な栄養素の一つです。ビタミンB12が不足すると、末梢神経を修復しにくくなったり、悪性貧血を起こす原因になるだけではなく、脳卒中のリスクを高めたり自立神経失調症などの原因にもなります。

貧血予防効果のある鉄分

ムール貝は、貧血予防や改善に効果のある鉄分も豊富に含んでいる食材です。鉄分は、血液中のヘモグロビンの成分であり、酸素を体中に運搬する大事な役割を担っています。鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血を引き起こす原因となります。(貧血の90%は、この鉄欠乏性貧血だと言われています)
また、ヘモグロビンの合成を助けるのが、前述したビタミンB12であるため、ムール貝は貧血気味の方や解消、予防したい方たちにとって最適な食材といえます。

三大栄養素の一つ!タンパク質

タンパク質は、脂質・炭水化物と並ぶ三大栄養素の一つであり、私たちの体を生成するのに重要な栄養素です。人間の体は、約60%が水分でできており、それ以外の15~20%はタンパク質で構成されています。水分以外のほとんどはタンパク質が占めているため、私たちにとってタンパク質は、とても大切な栄養素です。

また、タンパク質は主に皮膚や筋肉、骨の形成に携わっており、体内で生成できるアミノ酸と体内では合成することのできない必須アミノ酸に分かれてます。

他にもたくさんの栄養素が含まれている

ムール貝にはビタミンB12、鉄分、タンパク質も他にも以下のような栄養素が含まれています。

  • アルギニン
  • アスパラギン酸
  • マグネシウム
  • マンガン
  • ビタミンB、ビタミンE など

ムール貝の下処理ってどうやるの?

ムール貝の下処理

あさりなどの貝は砂抜き等の下処理が必要ですが、ムール貝は砂場ではなく岩場に生息する貝であるため、砂抜きをする必要がありません。

表面をきれいにする

流水でムール貝の表面をきれいにしていきます。
金属製のタワシなどを使って汚れを落としていきましょう。

STEP
1

ナイフで白い汚れを取り除く

ナイフやキッチンバサミ等で表面についている白い汚れを取っていきます。
流水で汚れを流しながら作業しましょう。

STEP
2

足糸の処理をする

ムール貝には、足糸があるので引っ張って取り除いていきます。
取り除いたら水を張ったボウルに貝を入れて全体を良く洗います。貝殻のまま料理に使う場合は、しっかりと洗っておきましょう。

STEP
3

英語で「ムール」は通じる?

実は、海外のレストランなどでムール貝を使った料理を注文するとき、「ムール」で意味は伝わりません。ムール貝は英語表記だと「mussel」、発音は「マッソー」と筋肉を意味する「muscle」に近い発音となります。

ムール貝でちょっとお洒落な料理を楽しもう!

ムール貝でちょっとお洒落な料理を楽しもう!

ムール貝は、家庭で食べることよりも外食したときに食べる機会の方が多い食材だと思います。しかし、ちょっとした記念日やホームパーティー、イベントなどでムール貝を使った料理を並べるだけでテーブルが華やかになりますし、普段とは違う雰囲気を味わうことができますよ!

かわさき・シン市場では、世界のトップシェフも認めるムール貝だけでなく、ここでしか買えない美味しい食材をたくさんご用意していますので、ムール貝を使った料理と一緒に食卓を飾る食材を探してみてください。

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